スタッフブログ

2026.05.15更新

今回はビタミンDについてお話します。今回は近年の研究からわかったビタミンDの影響についてです。
 ビタミンDは、骨の健康を維持する栄養素として広く知られていますが、近年では免疫、抗老化、がん予防、腸内環境、妊娠、歯科医療など、全身の健康に関与する重要なホルモン様物質として注目されています。特に血液中の25(OH)D濃度が健康維持の指標として重視されており、不足すると多くの疾患リスクが高まることが分かってきました。

【概要】
・近年の研究でわかっているビタミンDの身体への影響についてご紹介します
・ビタミンDは女性(成人)は9割、男性(成人)は8割程度が欠乏です
・ビタミンD濃度は40ng/mL~80ng/mLが望ましい値です
・ビタミンDは妊娠や小児にも大切な栄養素の1つです
・他にもガン予防、腸内環境を整える、アレルギーや免疫力、認知症や老化を防ぐことにも関与している
・今後は歯科領域とビタミンDについてやビタミンDの摂取方法についてお伝えします

日本人とビタミンD不足
日本人の主要なビタミンD供給源は魚です。しかし近年、魚摂取量の減少によってビタミンD不足が問題となっています。現在では卵も重要な供給源となっていますが、魚を週1回未満しか食べない人は欠乏リスクが高い理由の1つとされています。

ビタミンDの生成と吸収
ビタミンDの供給源は、約80%が日光浴、20%が食事です。皮膚に紫外線B(UVB)が当たると、皮膚中の7-デヒドロコレステロールがプレビタミンDへ変化し、その後熱反応によってビタミンD3が生成されます。色素の濃い皮膚は紫外線を遮断しやすいため、ビタミンD生成効率が低い。UVBは早朝に強いとされ、早朝の日光浴が推奨される。
食事由来のビタミンDは小腸で吸収される脂溶性ビタミンであり、脂肪と一緒に摂取すると吸収率が向上する。吸収後はカイロミクロンを介してリンパへ移行し、肝臓で25-ヒドロキシビタミンD(カルシジオール)へ変換されます。さらに腎臓で活性型ビタミンDへ変換され、細胞表面のビタミンD受容体に結合して作用を発揮します。
血中25(OH)D濃度はビタミンD状態を評価する指標であり、30ng/mL以上が十分量、20ng/mL未満は欠乏とされます。歯科領域にもビタミンDは密接に係ることから当医院では40ng/mL~80ng/mLが望ましい値としております。


疾病予防に必要なビタミンD濃度
血清25(OH)D濃度は疾患予防ごとに目標値が異なります。骨の健康には20ng/mL以上、認知症や心血管疾患予防には30ng/mL以上、高血圧や自己免疫疾患予防には40ng/mL以上が望ましいとされます。さらに、2型糖尿病や乳がん、COVID-19死亡率低下には50~60ng/mL程度が推奨されています。

妊娠・女性医療とビタミンD
ビタミンDは女性の生殖機能にも深く関与しています。卵胞発育、受精、胚着床に影響を与え、体外受精の成功率とも関連しています。妊娠中の母体のビタミンD状態は、胎児や新生児の腸内細菌叢形成にも影響し、アレルギー疾患予防に関与する可能性があります。
また、妊娠中のビタミンD不足は産後うつ病との関連が示されています。さらに、思春期女性では原発性月経困難症の重症度を軽減する効果も報告されています。

母子・小児とビタミンD
妊娠中の母親が十分なビタミンDを摂取すると、子どものエナメル質低形成リスクが低下します。逆に、妊娠中の喫煙は母体ビタミンD低下を引き起こし、小児う蝕やエナメル質欠損リスクを高めます。
小児ではビタミンDサプリメントが骨量増加に有益とされ、1日400~600IU摂取が推奨されています。母乳は完全栄養食とされるが、ビタミンDは不足しやすいため補給が必要です。

がん全般とビタミンD
乳がん、大腸がん、肺がん、膵臓がんでは、25(OH)D濃度が高いほど発症率が低い傾向があるといわれています。活性型ビタミンDであるカルシトリオールには抗がん作用があり、炎症抑制、免疫改善、腫瘍増殖抑制に関与します。
さらに、ビタミンD不足は口腔扁平上皮がんや食道扁平上皮がんのリスク上昇とも関連する。サプリメント補充によって再発予防や治療副作用軽減の可能性も報告されている。

ビタミンDと乳がん・不妊
乳がんは女性のがん死亡原因として大きな割合を占めます。野菜や果物の摂取は乳がんリスクを低下させる一方、脂肪分の多い食事やビタミンD不足はリスク上昇と関連します。
ビタミンD補充を8週間行うことで、炎症性サイトカインであるTNF-αの発現が低下したという報告もあります。また、不妊男性に対するビタミンD補充では、炎症や酸化ストレスが軽減して、テストステロンや性機能の改善が認められています。

腸内環境とビタミンD
ビタミンDは腸管バリア機能を維持する重要な因子です。不足すると腸粘膜バリアが障害され、炎症性腸疾患にかかりやすくなります。潰瘍性大腸炎やクローン病では、25(OH)D欠乏が危険因子として知られています。
また、ビタミンDは腸内細菌叢の調節にも関与します。腸内環境の改善を通して免疫機能や炎症制御に影響を与える可能性があります。

大腸がんとビタミンD
ビタミンDには大腸がんを抑制する作用があると考えられています。ビタミンD受容体は大腸がん初期では増加し、進行期では減少することが知られています。また、ビタミンD活性化酵素であるCYP27B1の発現調節を通じて、消化管へ直接作用します。
血清25(OH)D濃度が十分である人では、大腸がんリスクや死亡率が低いです。特に50ng/mL以上では、大腸がんリスクが約50%低下する可能性が示されています。
さらに、必須アミノ酸トリプトファンや、それを代謝するビフィズス菌由来代謝産物も大腸がん予防と関連しています。

ビタミンDと抗老化
ビタミンD濃度が十分な人では、生物学的老化が抑制される可能性が研究で示されています。ビタミンDには抗酸化作用があり、脂質酸化を抑制し、酸化ストレスを減少させる働きがあります。さらに、スーパーオキシドジスムターゼやグルタチオンペルオキシダーゼなどの抗酸化酵素の発現を高めることで、細胞障害を防げるといわれています。
また、ビタミンDは酸化ストレスを軽減することが報告されており、ヨガの呼吸法や姿勢維持法と合わせて健康寿命延伸に役立つ可能性があるといわれています。

認知症とビタミンD
高齢者では、血中ビタミンD濃度79.9nmol/L(約32ng/mL)が認知機能維持に望ましいとされています。アルツハイマー病や認知症予防においても、ビタミンD不足が危険因子となる可能性があります。

免疫系と自己免疫疾患
ビタミンD受容体はB細胞、T細胞、抗原提示細胞など多くの免疫細胞に存在します。そのため、ビタミンDは免疫調整に重要な役割を果たしています。
不足すると、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、関節リウマチ、炎症性腸疾患、1型糖尿病などの自己免疫疾患と関連しています。また、再発性アフタ性口内炎や口腔扁平苔癬でもビタミンD低下が認められています。

まとめ
ビタミンDは骨代謝だけでなく、免疫、抗炎症、抗酸化、がん予防、妊娠、認知症、腸内環境、歯科治療など全身の健康に関与する重要な栄養素です。現代日本では魚摂取量低下や日光不足によって欠乏者が増えており、適切な日光浴、食事、必要に応じたサプリメント補充が重要です。特に血清25(OH)D濃度を適正範囲に維持することが、健康寿命延伸や疾病予防に大きく寄与すると考えられます。

今回は、研究によるビタミンDの働きをご紹介させていただきました。健康を気づく上で、ビタミンDが必要であることはお分かりいただけましたでしょうか?
今後は「なぜ、歯科医院でビタミンD濃度を測定しているか?」「ビタミンDの摂取方法」などについてお伝えします!

投稿者: ホワイトラビット歯科医院

2026.05.07更新

先日、セミナーに参加したので、その内容をお伝えします!
ご自身に直接関係ない方でも周りの方にお伝えいただければ幸いです♡

【概要】
・マイナス2歳からの予防歯科とは妊娠の約1年前から母親の栄養状態や生活習慣を整えることで、これから生まれてくる子どもの健康や口腔環境の基盤をつくること

日本の現状は、低出生体重児の割合が高く、将来生活習慣病になるリスクが高くなるといわれている

歯科の分野からも妊娠前や妊娠中の栄養状態は、歯の形成や発育、石灰化の過程に大きく関与します

・特に若い女性は糖質や脂質を摂っており、身体に必要なたんぱく質やビタミンミネラルが不足しがちです

・今日から対策できることとして「よく噛んで食べる」「リアルフードを食べる」「朝にタンパク質を摂る」
「ピロリ菌がいた場合除菌をする」


マイナス2歳からの予防歯科」とは、従来の「虫歯になってから治す」「生まれてから予防する」といった考え方を一歩進め、妊娠の約1年前から母親の栄養状態や生活習慣を整えることで、これから生まれてくる子どもの健康や口腔環境の基盤をつくるという新しい予防の概念です。
つまり、子どもの健康は生まれる前から、さらには妊娠する前から始まっているという視点に立った取り組みです。
 この考え方の背景にあるのが「DOHaD(Developmental Origins of Health and Disease)」という概念です。これはイギリスの研究者デビッド・バーカーによって提唱され、胎児期から乳幼児期の環境が、その人の将来の健康状態や病気のかかりやすさに大きな影響を及ぼすとするものです。特に重要とされるのが「人生最初の1000日」で、妊娠期間約280日と、生後2年間(約730日)を合わせた時期を指します。この期間にどのような栄養を取り、どのような環境で過ごすかが、その後の人生の土台を大きく左右します。
たとえば、妊娠中に母体から十分な栄養が供給されなかった場合、胎児は限られたエネルギーで生き延びるために「省エネ型」の体質を獲得します。この体質は出生後、食べ物が豊富な環境に置かれた際にエネルギーを蓄えやすくなり、結果として肥満や2型糖尿病、高血圧、脂質異常症、心血管疾患といった生活習慣病のリスクを高めることが知られています。さらに、腎臓病や免疫機能の異常、さらにはうつ病や発達障害、統合失調症などの精神疾患との関連も指摘されています。
日本においては、こうした問題が特に顕著に表れています。2500g未満で生まれる「低出生体重児」は先進国の中でも高い水準で、約10人に1人の割合です。その背景には、若い女性の過度なやせ志向や無理なダイエット、栄養不足、高齢出産の増加、不妊治療の影響、そして「小さく産んで大きく育てる」という価値観などがあると考えられています。胎児期は、体のエネルギー代謝や臓器機能の基盤が形成される極めて重要な時期であり、この段階での栄養状態がその後の健康に長く影響を及ぼします。
この影響は歯科領域にも及びます。妊娠前や妊娠中の栄養状態は、歯の形成や発育、石灰化の過程に大きく関与します。例えば、口唇口蓋裂、歯の形態異常、エナメル質形成不全などのリスクが高まる可能性があります。また、歯ぎしりや食いしばり、嘔吐反射の強さ、甘いものを好む傾向といった行動特性や口腔機能にも影響することが知られています。したがって、歯科医療は単なるむし歯や歯周病の治療にとどまらず、全身の健康や栄養状態にまで目を向ける必要があります。
しかし現代の日本人女性の食生活には、多くの課題があります。カロリーは十分、あるいは過剰に摂取しているにもかかわらず、鉄分、タンパク質、ビタミン、ミネラルといった必須栄養素が不足している「現代型栄養失調」が問題となっています。
例えば、朝はパンとカフェラテ、昼はパスタや軽食、間食にお菓子やジュース、夜はご飯と少量のおかずといった食事では、エネルギーは足りていても糖質や脂質などが多くて栄養の質が大きく偏ってしまいます。
特に深刻なのが鉄不足です。20〜40代女性の約65%が貧血または隠れ貧血とされており、月経によって毎月鉄が失われる女性は、意識的に摂取しなければ慢性的に不足しやすい状態にあります。鉄が不足すると、疲れやすさ、だるさ、集中力の低下、イライラなどの症状が現れます。また、甘いものがやめられない、氷を噛む癖がある、髪が抜けやすい、爪が割れやすいといったサインも鉄欠乏の可能性を示しています。
鉄を補うためには、レバー(鶏・牛)、赤身肉(牛・豚)、魚(カツオ、マグロ、イワシ)などの食品を積極的に取り入れることが重要です。加えて、卵や納豆といった食品も良質なタンパク質源として有効です。日々の食事の中でこうした食材を少しずつ取り入れていくことが、健康状態の改善につながります。

DOHaD概念図

 

 

【今日から実践できるポイント】
「よく噛んで食べる」ことが挙げられます。しっかり咀嚼することで唾液の分泌が促され、消化吸収がスムーズになります。むし歯や歯周病があると噛む力が低下し、消化のスタート段階でつまずく原因となります。また、ピロリ菌によって胃に炎症が起こると、胃の働きが低下し、栄養の吸収効率が落ちる可能性があります。そのため、口腔内の健康維持と胃腸環境の改善は密接に関係しています。
「リアルフード」を意識することが重要です。これは、できるだけ自然に近い状態の食材を選び、加工食品の摂取を減らすという考え方です。工場で大量生産された食品ではなく、家庭で調理された食事を中心にすることで、栄養バランスが整いやすくなります。
「朝にタンパク質を摂る」ことも重要なポイントです。成人女性の1日の推奨タンパク質摂取量は約50gですが、妊娠後期にはさらに25g、授乳期には20gの追加が必要とされています。理想的には、毎食20~30gずつと分けて摂取することが望ましいです。たんぱく質は食べ貯めができない栄養です。タンパク質をしっかり摂ることで、鉄やビタミンなどの栄養素も同時に摂取しやすくなります。
④「ピロリ菌」の存在も見逃せません。ピロリ菌は主に幼少期に口から感染し、胃の粘膜に炎症を引き起こします。これにより胃炎や胃潰瘍、さらには胃がんの原因となることが知られており、胃がんの90%以上に関与しているとされています。さらに、ピロリ菌に感染していると、鉄、ビタミンB12、亜鉛、ビタミンC、タンパク質といった栄養素が不足しやすくなります。
ピロリ菌の感染は、歯周病の悪化や口臭、出血とも関連しており、歯科領域とも密接な関係があります。そのため、歯周病が重い場合や原因不明の栄養不足がある場合には、血液検査や胃の検査を通じてピロリ菌の有無を確認し、必要に応じて除菌治療を行うことが推奨されます。ただし、除菌はゴールではなくスタートであり、その後の栄養管理や生活習慣の改善が不可欠です。
胃の粘膜が回復するまでには数年かかることもあるため、長期的な視点でのケアが必要です。
当院では、従来のブラッシング指導だけでなく、管理栄養士による食事指導や血液検査を取り入れた包括的な健康支援が行われています。すべての患者に対して栄養カウンセリングを実施し、個々の状態に応じたアドバイスを提供する取り組みも増えています。また、若年層の方に対しては美容や肌の状態、体調の改善といった関心の高いテーマと結びつけて栄養の重要性を伝える工夫も行っております。加えて50代以上の患者に情報を伝えることで、その子ども世代や孫世代へと知識が広がるという波及効果も期待しております。
さらに、医院公式SNSや資料配布、スタッフ間での情報共有などを通じて、患者への啓発活動も行っております。
【まとめ】
「マイナス2歳からの予防歯科」は、単なる歯の健康管理ではなく、次世代の健康を守るための包括的な取り組みです。日々の食事や生活習慣の積み重ねが、自分自身の健康だけでなく、これから生まれてくる子どもの未来にも大きな影響を与えます。すべてを一度に変える必要はありませんが、できることを一つずつ取り入れていくことが重要です。
今、何を食べ、どのように生活するかという選択が、未来の健康を形づくります。「マイナス2歳からの予防歯科」という視点を持つことで、より広い意味での予防医療が実現し、より健やかな社会づくりにつながっていききたいです。

 

投稿者: ホワイトラビット歯科医院

2026.04.24更新

【むし歯】

 

【概要】
・むし歯ができる要因は「細菌」「糖質」「歯の質」の3つです
・むし歯の予防の基本は「細菌のコントロール」「糖質摂取の管理」「歯質の強化」の3つです
・むし歯にならないために生活習慣を見直すことも大切です
(例えば、栄養や喫煙、睡眠)
・セルフケアとプロケアの両輪で口腔ケアを行っていきましょう

 

むし歯(う蝕)は、子どもから大人まで幅広い年齢層にみられる身近な口腔疾患です。また、正しい知識と習慣によって予防できる病気でもありますムシ歯は単に「歯が悪くなる」という現象ではなく、口の中の細菌、食生活、歯の質、生活習慣など複数の要因が重なって発生する。そのため予防には、これらを総合的にコントロールすることが重要です。
むし歯(う蝕)は、口の中に存在する細菌が糖分を分解して酸を産生し、その酸によって歯の表面のエナメル質が溶かされることで発生する疾患です。
お子さまは特にむし歯になりやすいですが、全ての方にとって罹りる可能性があります。また、適切な予防策を講じることで発症リスクを大きく下げることが可能です。

今回はむし歯の原因とそのメカニズムを踏まえたうえで、日常生活の中で実践できる予防法をお伝えします

 

【むし歯の原因】

 

 

 

 

むし歯の原因と3つの要素

 

 

 

主に3つの要因が関係しています。それは「細菌」「糖質」「歯の質」です。

【むし歯が起こるメカニズム】
口腔内にはミュータンス菌などのムシ歯原因菌が常在しています。これらの菌が砂糖などの糖質をエサにして酸を作り出します。この酸が歯のカルシウムやリンを溶かします。この歯質を弱くする現象を「脱灰」と言います。一方で、唾液には酸を中和します。その溶け出した成分を再び歯に戻す「再石灰化」という働きがあります。
むし歯は、この脱灰と再石灰化のバランスが崩れてしまい、脱灰が進行してしまったときに進行します。

 

【むし歯予防の基本】
「細菌のコントロール」「糖質摂取の管理」「歯質の強化」の3つがポイントです。
①「細菌のコントロール
最も重要なのが、毎日の歯みがきです。
歯の表面に付着するプラーク(歯垢)は細菌の塊であり、これを除去することがむし歯予防の第一歩となります。歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシも使用することで、歯と歯の間や歯ぐきの境目など、磨き残しが多い部位の清掃効果が高まります✨
当院では歯科衛生士が歯磨きの仕方や磨き残しがないようにするにはどうすればよいか?など1人1人に合わせたアドバイスを行っています。
また、就寝中は唾液の分泌量が減少し、細菌が活動しやすくなるため、特に就寝前の丁寧なブラッシングが重要です

 

②「糖質摂取の管理」
ムシ歯は糖分の「量」だけでなく「摂取頻度」に大きく影響される。甘いお菓子やジュースを頻繁に口にすると、口腔内が長時間酸性に傾き、歯が溶けやすい状態が続く。これを防ぐためには、間食の回数を決める、だらだら食べを避けるといった工夫が有効である。さらに、飲食後に水やお茶で口をすすぐことや、無糖の飲料を選ぶことも予防につながる。特に清涼飲料水やスポーツドリンクは糖分と酸を多く含むため、日常的な摂取には注意が必要です。

 

③「歯質の強化」
歯そのものを酸に強くすることで、ムシ歯のリスクを低減できます。代表的な方法はフッ素の活用です。フッ素には歯の再石灰化を促進し、エナメル質を酸に強くする働きがあります。市販のフッ素配合歯みがき剤を使用することは、手軽で効果的な予防法です。また、歯科医院で行うフッ素塗布やシーラント(奥歯の溝を樹脂で埋める処置)も、特に子どものムシ歯予防に有効とされます。さらに、唾液の分泌を促すために、よく噛んで食べる習慣やキシリトールガムの利用も有益です!
加えて、定期的な歯科検診も欠かせません。ムシ歯は初期段階では自覚症状が乏しく、気づかないうちに進行することが多いです。歯科医院でのチェックにより、早期発見・早期治療が可能となるだけでなく、専門的なクリーニングによって日常の歯みがきでは落としきれない汚れを除去することができます。メンテナンスで定期検診を行っており、むし歯のチェックもあわせてしております。専門的なクリーニングによって歯石やバイオフィルムを除去することは、家庭でのケアでは得られない効果をもたらします。当医院では、お口の状態に合わせて、お口にメンテナンスを1か月~3か月毎に行っております✨

 

【生活習慣の見直し】
また加えて、生活習慣全体を見直すことも重要です!
栄養バランスの取れた食事は歯や歯ぐきの健康を支える基盤となるし、十分な睡眠やストレス管理も唾液の分泌や免疫機能に影響を与える。
栄養面でいうと、特にカルシウムやビタミンDは歯の形成に重要です。また、よく噛んで食べることで唾液の分泌が促進され、口腔内の自浄作用が高まります。十分な睡眠やストレス管理も唾液分泌や免疫機能に影響を与えるため、間接的にムシ歯予防につながります。
栄養との関係については、後日詳しくお伝えします!実は甘いもの以外にもとっておくべき栄養素がございます。
また、喫煙は唾液分泌の低下や歯周病リスクの増加と関連しており、口腔環境の悪化を招く要因となります。
以上のように、むし歯予防は単に歯を磨くだけでなく、食生活や生活習慣、定期的な専門的ケアを含めた総合的な取り組みである。日々の小さな積み重ねが、将来の歯の健康を大きく左右します。自分自身の口腔環境に関心を持ち、正しい知識と習慣を身につけることが、むし歯のない健やかな生活への第一歩といえます。

 

【まとめ】
むし歯予防は単一の対策で完結するものではなく、日常のセルフケア、食習慣の改善、専門的なケアを組み合わせた総合的にケアしていく必要です
どれか一つを徹底するだけでは十分とはいえず、複数の要素をバランスよく実践することが重要です。日々の積み重ねが将来の口腔の健康を大きく左右することを意識し、自分に合った予防習慣を継続することが大事です。むし歯のない健康な歯を維持することは、食事や会話を楽しむうえで欠かせない要素であり、生活の質の向上にも直結します。正しい知識に基づいた予防を実践し、生涯にわたって健やかな口腔環境を保つことが大切です✨
お口のケアのご相談承っております。歯科衛生士によるご自身ので行うセルフケアの仕方やプロケアを受けていただくことをお勧めしております。また、当院に管理栄養士も在中しておりますのでお気軽にお問い合わせください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者: ホワイトラビット歯科医院

2020.05.19更新

皆様いかがお過ごしでしょうか?

緊急事態宣言により外出自粛が続いておりますが・・・

今回は、口腔内ケアの重要性についてお話しさせていただきますni

 

口腔ケアは、インフルエンザやその他のウイルス性疾患(コロナ)をはじめとする、感染症の予防になることが明らかになっています。

実は、新型コロナウイルスでも口腔ケアを行うことで【感染予防や重症化の軽減に効果がある可能性】が報告されています。

歯科衛生士による口腔ケアを受けた人のインフルエンザ発症率が、本人や介護者だけから口腔ケアを受けた人の1/10になったとの報告があります。

 

口の中の細菌がウイルスを活性化させます。

実は口の中の約30億~6000億もの細菌はインフルエンザウイルスを手助けするプロテアーゼという酵素を出す特性があります。

つまり、口の中を不清潔にしておくと、細菌が増殖し、プロテアーゼの量も増え、インフルエンザにかかりやすくなってしまいます。

口のケアをしっかり行い、細菌を減らすと、唾液中のプロテアーゼ量が減り、インフルエンザの発症も抑えられるのです。

 

新型コロナウイルスについては、治療薬も予防薬もないのが現状です。ならば感染予防と重症化予防のために抵抗力をつけることが必要です。

特にビタミンCがコロナ感染を防ぐ可能性と国際オーソレモレキュラー医学会(ISOM)を全世界に発信しました。

実は、歯周病菌の1つがビタミンCを消費することがわかっています。

口腔ケアにより歯周病をコントロールすれば、ビタミンCの目減りを防ぐことで、呼吸器感染の予防に繋がることも考えられます。

 

口腔ケアを行うことで、他にもさまざまな効果を発揮します!!

口腔ケアを行うと、唾液の分泌が刺激されます。唾液中には抗ウイルス作用を持ったタンパク質が含まれており、感染予防の働きが期待されます。

細菌性肺炎の予防にも。

細菌感染の合併を防ぐためにも、口腔内の環境を改善しておくことはとても効果があるのです。

そして、高齢者の方は新型コロナウイルスによる外出自粛や面会禁止などで生活パターンが崩れたり、刺激が少なくなってしまいます。

そうなると体調を崩したり、認知症が進行することがあります。

脳の1/3を占める広大なエリアは口腔内を支配しています。

つまり口腔内を刺激することが脳への刺激につながります。

 

口腔ケアの重要性を少しでもお分かり頂けたらと思います。

大変な時期ではありますが、皆様口腔ケアをお忘れずstar

 

投稿者: ホワイトラビット歯科医院

2015.06.26更新

スタッフブログです。

よろしくお願いいたします。

投稿者: ホワイトラビット歯科医院

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