スタッフブログ

2026.09.04更新

「歯周病がかなり進んでいるので、抜歯を考えたほうがいいと言われた」

「できることなら、インプラントや入れ歯にする前に自分の歯を残したい」

「歯がグラグラしてきたけれど、まだ抜きたくない」

このようなお悩みをお持ちではありませんか?

歯は一度抜いてしまうと、元の状態に戻すことはできません。そのため、歯周病が進行して「抜歯」という選択肢を提示されたとき、「本当にこの歯は残せないのだろうか」と悩まれる方は少なくありません。

近年、歯周病治療の分野で注目されているのが「ブルーラジカルP-01」です。

ブルーラジカルは、青色レーザーと過酸化水素を利用し、超音波による歯石除去と組み合わせて歯周ポケット内の殺菌を行うことを目的とした治療機器です。2023年には、歯周炎のステージⅢ・Ⅳに該当する患者様の治療において、歯石などの沈着物の除去と歯周ポケット底部の殺菌を目的とする医療機器として承認されています。

では、ブルーラジカルを受ければ、歯を抜かずに残せるのでしょうか?

結論からいうと、ブルーラジカルですべての歯を残せるわけではありません。

しかし、重度の歯周病に対して「できるだけ自分の歯を残したい」と考える方にとって、新しい治療の選択肢の一つになる可能性があります。

今回は、大井町で歯周病治療を検討されている方に向けて、ブルーラジカルとはどのような治療なのか、なぜ歯を残すことにつながる可能性があるのか、そして抜歯が必要になるケースについて詳しく解説します。

歯周病が進行すると、なぜ抜歯が必要になるの?

歯周病は、歯と歯ぐきの境目に付着したプラークの中に存在する細菌などが関係して起こる病気です。

初期の歯周病では、

・歯磨きのときに歯ぐきから血が出る
・歯ぐきが赤く腫れる
・口臭が気になる
・歯ぐきがむずむずする

といった症状が見られることがあります。

しかし、歯周病が進行すると、炎症が歯ぐきだけではなく、歯を支えている歯槽骨にまで及びます。

歯槽骨が少しずつ失われると、歯を支える力が弱くなり、歯が動くようになります。

さらに進行すると、

「以前より歯が長く見える」

「歯と歯の間に隙間ができた」

「歯がグラグラする」

「噛むと痛い」

などの変化が現れることがあります。

ここまで進行すると、歯周病の治療は簡単ではありません。

歯周ポケットが深くなっている場合には、通常の歯磨きだけでは原因となる細菌や歯石を十分に取り除くことが難しくなります。

そして、歯を支える組織が大きく失われてしまった場合には、最終的に抜歯が必要になることもあります。

だからこそ、歯周病では「痛くなったら歯医者に行く」のではなく、早い段階から状態を確認することが重要です。

 

ブルーラジカルP-01とは?

ブルーラジカルP-01は、歯周病治療のために開発された医療機器です。

東北大学大学院歯学研究科で研究開発が進められ、2023年に医療機器として承認されました。

大きな特徴は、超音波スケーリングと青色レーザーを組み合わせて使用することです。

ブルーラジカルP-01では、405nmの青色半導体レーザーと専用の過酸化水素を使用します。

超音波スケーリングを行いながら、歯周ポケット内部で過酸化水素の光分解反応を起こし、活性酸素の一種であるヒドロキシルラジカルを発生させます。

このヒドロキシルラジカルによって、歯周ポケット内部の細菌を殺菌することを目指します。

つまり、ブルーラジカルは単純に「レーザーを歯ぐきに当てる治療」ではありません。

歯石などを物理的に取り除く処置と、歯周ポケット内部の細菌に対する殺菌を組み合わせた治療であることが特徴です。

ブルーラジカルなら、歯を残せる?

ここが、患者様にとって一番気になるところではないでしょうか。

「ブルーラジカルを受ければ抜歯しなくてもいいですか?」

と聞かれることがあります。

しかし、答えは「必ず歯を残せます」ではありません。

歯を残せるかどうかは、ブルーラジカルを使用するかどうかだけで決まるものではないからです。

例えば、

・歯を支えている歯槽骨がどれくらい残っているか
・歯の揺れがどの程度あるか
・歯周ポケットがどのくらい深いか
・歯根の状態はどうか
・歯にヒビや破折がないか
・大きなむし歯がないか
・噛み合わせに問題がないか
・歯周病以外の問題がないか
・治療後のセルフケアを継続できるか

などを総合的に確認する必要があります。

そのため、ブルーラジカルは「抜歯を必ず防ぐ治療」ではなく、歯周病によって失われる可能性のある歯を保存するための治療選択肢の一つと考えることが大切です。

「抜歯しかない」と言われたら、すぐに抜くべき?

歯科医院で「抜歯が必要です」と言われると、大きなショックを受けると思います。

もちろん、歯の状態によっては抜歯が最善の治療となる場合もあります。

例えば、歯が大きく割れている場合や、歯を支える組織が著しく失われている場合など、保存することが難しいケースがあります。

しかし、歯周病によって歯がグラグラしているからといって、必ずしもすぐに抜歯しなければならないとは限りません。

重要なのは、

「なぜ抜歯が必要なのか」

をきちんと確認することです。

現在の歯周ポケットの状態、歯槽骨の状態、歯の揺れ、歯根の状態などを検査し、その歯を残せる可能性があるのかを総合的に判断します。

「できるだけ自分の歯を残したい」という希望がある場合は、その気持ちを歯科医師に伝えてください。

歯を残すことが可能かどうかを検討したうえで、治療方法を選択することが大切です。

ブルーラジカルが注目されている理由

では、なぜ現在ブルーラジカルが注目されているのでしょうか?

その理由の一つは、歯周ポケットの深い部分に存在する細菌へのアプローチを目指している点です。

歯周病が進行すると、歯周ポケットが深くなります。

深い歯周ポケットの内部には、プラークや歯石、歯周病に関係する細菌などが存在します。

通常の歯磨きでは、このような場所を十分に清掃することは困難です。

そのため、歯科医院で専用の器具を使用して歯石やプラークを除去する必要があります。

ブルーラジカルP-01は、こうしたスケーリングと同時に、専用の過酸化水素と青色レーザーを用いて歯周ポケット底部の殺菌を行うことを目的としています。

研究では、治療後の歯周ポケット深さや、歯周病原菌の一つであるP. gingivalis菌数について改善が確認された報告があります。

こうした研究結果からも、ブルーラジカルは進行した歯周炎に対する新しい治療選択肢として注目されています。

ブルーラジカルだけで歯周病が治るわけではありません

ここも非常に重要です。

ブルーラジカルを使用したからといって、その後何もしなくてよいわけではありません。

歯周病治療において大切なのは、治療によって歯周病の原因となる細菌や歯石などをコントロールし、その状態を長く維持していくことです。

そのため、

① 歯科医院での専門的な治療

歯周ポケットの状態を検査し、必要に応じて歯石やプラークを除去します。

② ご自宅でのセルフケア

毎日の歯磨きで、プラークをできるだけ残さないようにします。

③ 定期的なメインテナンス

一度改善したから終わりではなく、定期的に歯周ポケットや歯ぐきの状態を確認します。

この3つを継続することが大切です。

特に歯周病は、症状が落ち着いた後も再発する可能性があります。

「治療したからもう大丈夫」ではなく、「健康な状態を維持する」という考え方が重要です。

歯を残すために大切なのは「早めの診断」

歯周病から歯を守るためには、治療方法だけでなく、早期発見も非常に重要です。

歯周病は、かなり進行するまで強い痛みが出ないことがあります。

そのため、

「痛くないから大丈夫」

と思っている間にも、歯を支える骨に変化が起きている可能性があります。

次のような症状がある方は、一度歯周病の検査を受けることをおすすめします。

・歯磨きすると血が出る
・歯ぐきが腫れている
・歯ぐきが下がってきた
・以前より歯が長く見える
・歯と歯の間に隙間ができた
・歯が動く感じがする
・噛むと違和感がある
・口臭が気になる
・以前より食べ物が挟まりやすくなった
・長期間、歯科医院で検診を受けていない

一つでも当てはまる場合は、歯周病の状態を確認してみましょう。

大井町で歯周病治療をお考えの方へ

大井町周辺で「歯周病をしっかり治療したい」「できるだけ自分の歯を残したい」とお考えの方は、まず現在のお口の状態を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。

ホワイトラビット歯科医院では、患者様のお口の状態を確認したうえで、一人ひとりに合わせた治療方法をご提案しています。

歯周病の治療では、目に見える歯ぐきの状態だけではなく、歯周ポケットや歯を支えている骨の状態などを確認することが重要です。

「抜歯と言われたけれど、できれば歯を残したい」

「歯がグラグラしていて心配」

「重度の歯周病と言われた」

「ブルーラジカルについて詳しく知りたい」

という方も、まずはご相談ください。

「抜歯する前に、できることはないか」を一緒に考える

私たちが大切にしているのは、単に歯を治療することだけではありません。

患者様にとって、その歯を残すことにどのような意味があるのかを考えながら治療方針を決めることです。

もちろん、医学的に見て抜歯が適切なケースもあります。

しかし、歯を残せる可能性があるのであれば、その可能性を十分に検討したうえで治療を進めることも大切です。

ブルーラジカルは、すべての歯を残せる魔法のような治療ではありません。

一方で、進行した歯周炎に対して、これまでの治療に加えて新しいアプローチを検討できる治療選択肢です。

「もう抜歯するしかない」と諦めてしまう前に、

「この歯を残すために、今できることは何か?」

を一緒に考えてみませんか?

まとめ|ブルーラジカルは「歯を残したい」方の新しい選択肢

ブルーラジカルP-01は、405nmの青色半導体レーザーと過酸化水素を利用し、超音波によるスケーリングと組み合わせて歯周ポケット底部の殺菌を行うことを目的とした医療機器です。歯周炎のステージⅢ・Ⅳに該当する患者様の治療を目的として承認されています。

ただし、「ブルーラジカルを使えば必ず歯を残せる」というわけではありません。

歯を残せるかどうかは、

・歯槽骨の状態
・歯周ポケットの深さ
・歯の揺れ
・歯根の状態
・歯の破折の有無
・むし歯の状態
・噛み合わせ
・治療後のセルフケア

などを総合的に判断する必要があります。

だからこそ、歯周病で「抜歯」と言われた場合でも、まずは現在の歯の状態を詳しく調べることが大切です。

自分の歯をできるだけ長く使いたい。

そのためには、歯を失う前に適切な診断と治療を受けることが重要です。

大井町で歯周病治療やブルーラジカルによる治療についてご相談をご希望の方は、ホワイトラビット歯科医院までお気軽にご相談ください。

一人ひとりのお口の状態を確認し、歯を残すためにどのような方法が考えられるのか、一緒に検討していきましょう。

関連するお悩み

「大井町で歯周病治療を受けたい」

「歯周病で歯がグラグラする」

「抜歯したくない」

「できるだけ自分の歯を残したい」

「ブルーラジカルについて詳しく知りたい」

「重度の歯周病と言われた」

このようなお悩みをお持ちの方は、まずは歯周病の状態を確認することから始めてみましょう。

当医院にぜひご相談ください

投稿者: ホワイトラビット歯科医院

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